・大正14年築、過去は文房具屋であった空き町家を自治会が取得し、子どもからお年寄りまで自然と集いが生まれる「サロン」に改修するプロジェクト。
・建物調査から、事業計画の作成、ワークショップ形式による改修要望の整理、耐震含めた改修設計、工事監理を担った。
※ワークショップ企画運営は東京工業大学真野洋介研究室
・従前の開放性を活かしながら、手前にカウンター席を設け、人がいる様子が外から分かり、入りやすい雰囲気をつくり、新たに町家特有の中庭空間までの視線の抜けを作ることで、空間の広がりや、落ち着ける空間とした。
・これから自治会所有の財産として数十年と健全な運用ができるよう、限界耐力計算による耐震補強を施した。補強は面格子壁等を用い、元々の建物の持っている靭性を妨げない工法を採用した。